FXで勝てない!

FXで勝てない!確率50%なのに儲けるのが難しい5つの理由

FXで個人投資家が勝つためには単なる感覚だけの取引ではやってはいけません。実需の取引事業者から機関投資家、金融機関、投機筋を相手に感覚で取引していて勝てないのは当たり前です。なぜ儲けるのが難しいか5つの理由をご説明します。

確率は50%なのになかなか勝てないのがFX

実需から、機関投資家、プロの投機筋に個人投資家までがひとつの相場で勝負するFX

FX取引のひとつの特徴は、世界的に市場がバーチャルに形成されているひとつの市場であり、実需の取引事業者から機関投資家、金融機関、投機筋、そして個人投資家までがすべてその同一の市場で戦わなくてはならないということです。

たとえば、オリンピックに出場する競泳の選手と浮き輪をはめてやっと泳げるかどうかのレベルの人間とが競争してのでは、およそ勝負にならないわけですが、FX市場は残念ながらそういう世界が現実に展開されているところなのです。もちろん個人投資家は、店頭FX業者や取引所FX業者を通して売買していますから、メインのインターバンクに直接売買で参加しているわけではありませんが、市場の価格は業者のマージンを除けばほぼ同じように動いていますから、事実上同一の市場の中で勝負をしているといえるのです。

本来為替の通貨ペアは上がるか下がるかしかないわけですから確率は50%なのですが、こうした市場環境がFX取引を想像以上に難しいものにしているといえるのです。したがって、この中で個人投資家が勝つためには単なる感覚だけの取引では副業としてやっていけないことになります。

FXで勝てない5つの理由

1)FX取引には一定の定石を知らない

FX取引には様々な市場参加者の思惑がうごめいています。しかし、その相場は無秩序に上下を繰り返しているのではなく、よく観察していますと一定の条件の中で動いていることがわかります。

たとえば、ドル円ですとよほど特別な指標の発表などがないかぎりは、上下に動いても1日80銭から1円動けば相当動いたうちに入るものとなります。前日の安値や高値を抜いて下落してり上昇したりすると相場はその方向にさらに動く可能性があるわけですからこうしたところが売買の重要なエントリーポイントになるわけです。

まずは相場に明確なトレンドがでているかどうかについて、チャートを使ってトレンドラインが引けるかどうかをチェックするところから1日の取引をはじめることが重要なのです。

2)エントリーポイントの見極めが間違っている

とにかくFXは買うにしても売るにしても適当なレベル感で売買するのではなく、もっとも適切を思われるポイントで市場に参入することが重要になるのです。上がるか下がるかは確かに半分の確率ですが、仮に上昇や下落というトレンドがでている時であっても、うまいタイミグにエントリーをしていきませんと効率的に利益を確保することができないのがFXなのです。

3)どういう売買スタイルを行うのか定まっていない

FXの場合、一定の期間長くポジションを保有して大きく利益を出す方法と、短時間で売買をして細かく利益を積み上げている方法とに取引手法が分かれることになります。もちろん誰でも長く保有して大きく利益がとれればそれに超したことはありませんが、なかなか明確なトレンドが相場にでることは年に何回もあるわけではありませんから、副業でポジションを持って売買していると相場が急変して損切りにひっかかってしまうこともあるのです。

もっともリスクが少ないのはスキャルピングといって数分から短いときには数十秒で利益確定をするような超短期取引となりますが、その日のうちに利益を確定するデイトレまでが比較的リスクの少ない売買方法となるのです。副業がFXをやっていく場合にはこうした取引方法をどのように行っていくかを決めていく必要があります。

4)テクニカルチャートの読み方を知らない

さて、こうしたFX取引において大きな助けとなってくれるのがテクニカルチャートの存在になります。テクニカルチャートには実に様々なものが存在しますので、うまく使いこなせるようになるのにはそれなりに時間が必要となります。

上述のように、相場がまず上昇しようとしているのか、下落しようとしているのかについてはチャートを見て、下落した安値のポイント同士を最低2点、できれば3点以上結んだときにラインが上昇を描くことができれば上方向に動こうとしていることがわかりますし、逆に下方向に向かっているときには基本的に下落局面にあるといった認識をしっかりしていくことが重要になるのです。

またオシレータ系のチャートを使ってどのタイミングで売買することが有益なのかをしっかり見極めることが重要になってくるのです。感覚的な売買では絶対に儲からないのがFX取引です。

5)間違ったと思ったら迷うことなく損きりして出直しが重要
・初心者は一旦持ったポジションを回復するまで持ち続けて失敗する

FXで初心者がもっとも陥りがちなのが、いったんポジションをつくったにもかかわらず売買した方向と逆方向に相場が動いてしまったときに、損切りをせずに相場がもとに戻るまで待ち続けてしまうというやり方です。

FX投資はいかにして利益が上げられるタイミングに証拠金を活かして売買できるかがポイントになりますから、塩漬け状態で長時間証拠金が使えない状態にしておくのは最ももったいない取引法になりますし、これを続けている限りはまともな利益を確保することはできないのです。

・ナンピンは禁物

さらに相場が想定した方向と逆に動いたときにナンピンといって追加で買いを入れたり売りをいれたりしてコストを下げる努力をすることがありますが、こちらも感心しない取引形態となります。もし相場がさらに想定していた方向と逆さまに動いてしまいますと、損失は補填するどころか膨らむことになってしまいますので、実に余分な追加売買をしてしまったことになりかねないのです。

このようにやってはいけない売買というのがFXには決められていますから、長い期間かけて先人がやってみてだめだったことは絶対に真似せずにセオリーどおりの取引をすることが成功への近道となるのです。

まとめ:毎日コツコツと積み上げないとFXで勝てない

1日平均5000円の利益がでれば1ヶ月10万円

とにかく副業でFXによる利益を獲得することを考えるのであれば、毎日コツコツと積み上げえいくことが利益獲得の早道となります。

たとえば、ドル円1万通貨で取引した場合毎日平均して50PIPS(つまり50銭)の利益を確保できれば1日あたり5,000円の利益を出すことができます。これを月~金の20日間継続して実現することができれば月間ちょう10万円ということになるのです。50PIPSは一回の取引で50銭とれてもOKですし、5PIPSを10回というスキャルピング手法でも可能ですし、10銭を5回とって50PIPSということもありうるわけです。

もちろん平均的な話ですから、毎日この数字にならなければいけないと規定しすぎるのはかえって苦痛になりますが、一定の目標をもって取引していくことは意外に重要なことになります。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。