FXで副業

FX(外為)

FX(外国為替証拠金取引)は外国の通貨、例えば円とドルの為替変動を見ながら、ドルを買ったり売ったりすることで利益を生み出す金融商品です。FX取引ができる会社は複数ありますが、ここでは副業で利益を生み出す具体的ノウハウとしてテレビCMでも馴染み深いDMM.com証券の実際例から紹介します。

概要(FXとは)

  1. 副業でも簡単に取り組めるFX
    FXを取り扱う会社を選んで証拠金を預ければ、10万円(5万円もある)で取引を始めることができるので、主婦や副業で取り組む人も多いようです。クリックだけで簡単に儲かりますが、また短時間で損失が膨らみ強制決済によって証拠金がほとんど失われてしまうことが多いことも忘れてはいけません。
  2. FX取引を始めるための実際例
    1. FXを取り扱う会社と契約
      ①取引を行う会社を選ぶ
      ・無料のデモ取引から始める方法もある
      ②口座開設~申込みから取引開始まで最短2日程度
      ・口座開設の申し込み
      ・本人確認書類の提出と簡単な審査
      ・取引スタート
      ③証拠金の預け入れ
      ・証拠金を口座に振り込む
      ・確認されれば売買が可能
      DMMFX  http://fx.dmm.com/

FX取引を開始するのに必要なもの・知識

  1. 最低限の10万円以上の証拠金及び世界経済の動きに伴う変動リスクなどの知識
    FXを始めるには証拠金を預ける必要があります。また、アメリカや中国、EUの経済指標、さらにロシアの政治動向に関連したニュースは特に注目。チャートから動きを読み解くテクニカル分析の基礎的知識も欠かせません。
    自分が好きで関心がある国の通貨ペアを自由に選択できますが、初心者は、売りと買いの売買損益の差(スプレッド)が小さいアメリカドルと円の売買がお勧め。あれもこれもよりも、最初は絞り込みが大切です。
  2. 最低限の証拠金と為替の動きを予測する情報
    1. 証拠金は余裕を持って用意
      ①ドル円なら最低10万円
      ・証拠金の預け入れ金額は最低10万円
      ・損失が増えて証拠金維持率が減ったときにロスカットによる強制決済のリスクが軽減
      ②ネット振込が可能な銀行口座を用意
      ・証拠金が足りなくなったときの緊急入金や出金対応にネットバンキングは必須
    2. 世界経済の動き
      ①各国経済の動きに敏感に反応
      ・アメリカ、中国、EUの経済指標や金利動向にも注意が必要
      ②大国の政治と大きな事件に反応
      ・政治による特にロシアへの制裁などリスク回避の円買いが進みやすい傾向も出てくる
      ③株価の動きとも密接に連動
      ・日本の株価上昇と円安ドル高の連動などにも注視
    3. テクニカル分析の簡単な知識(テクニカル分析の基本)
      ①為替チャート
      ・4時間、10分、1分のローソク足チャートを読む
      ・グランビルの8法則を知識として知る
      ②RSI・一目均衡表などの理解と活用
      ・移動平均線、RSI、ボリンジャーバンド、MACDについての知識も必須
  3. 売買上のテクニック(約定の種類)
    1. 買いからでも売りからでも注文できる
      ①成行注文・・決済レートを決めずワンクリックで注文しワンクリックで決済
      ②指値注文・・ある決めたレートになったら自動的に注文が成立
      ③逆指値注文・・指値注文時のレート設定金額と現在レートにより注文方法を変える必要がある場合
      ④その他・・IFDやOCDなど慣れると便利な注文方法もある
    2. 売買する通貨ペアの選択(売り買い差額が小さいほど利益が出しやすい)
      ①アメリカドル・・一例(売り119.040 買い119.043 売買損益の差0.003)
      ②ユーロ・・一例(売り136.656 買い 136.662 売買損益の差0.006)
      ③ニュージーランドドル・・一例(売り81.235 買い 81.250 売買損益の差0.015)
  4. 無料デモ取引の活用と通貨ペアの選択法
    1. DMMなど無料で利用できるデモ取引でシミュレーションも
      ①初心者は無料デモで取引に慣れる
      ②実践者はテクニカル分析で得た仮説をシミュレーションし分析能力を検証する
      デモ取引 DMMFX http://fx.dmm.com/
    2. 基本はアメリカドルやユーロなど先進国のペア
      ①世界経済とも連動するため情報量が多い
      ・テレビニュースや新聞報道の量が多く日常生活でも入ってくる
      ・ドル円の動きをチャートで見ると、大きくユーロやNZドルの動きと同じ傾向にあると見えなくもない
      ②スプレッドが小さい方が馴染みやすい
      ・買ってから売るときに小さな動きだけで利益が生まれる
      ③世界経済を動かす牽引役であり日本との関わりが深い
      ・南アフリカやブラジルなどの情報は普段接しない
  5. 日銀や政府要人の発言が大きく影響する
    1. 急激な円安や円高などのレート変動時に突発的に飛び出す発言
      ①日銀の政策と他の国の金利動向や方針発言がある
      ・日銀や各国の中央銀行のトップの定例会見
      ・政府要人の「意図的?」と言われかねない不用意な発言

収入アップのコツ

  1. 収入を増やすための3ステップ
    基本は、自分の勝ちパターンをある程度作っていくことがポイント。
    データ分析で、「買い」から入る方が「売り」から入るよりも勝つ確率が高いと判断すれば、まず「どのレートで買うか」を決めて売るチャンスを待つなど、FXの口座を開いた会社が提供するチャートやテクニカル分析、データを十分活用することが大切です。
    次に、上がったら次は下がる(逆もあり)ように、利益を確定したい心理と連動した動きを繰り返す「ファンダメンタルズ」も研究対象としたいものです。
    最後はやはり、余裕資金を持って取り組むこと。
  2. 自分の勝ちパターンを作る
    1. 取引データ分析とテクニカル分析(ログイン画面から確認が可能)
      ①取引データ分析
      ・通貨ペアごとの比率や利益と損失の額など詳細な分析が可能
      ・売りと買いの損益が正確にわかる
      ②テクニカル分析
      ・1分、10分、4時間のチャートから傾向を見る
      ・会社が提供する情報のひとつ「一目均衡表」などテクニカル分析の知識と傾向を理解する
    2. 2種類あるファンダメンタルズの動きに注目
      ①心理的に買い(売り)に入るポイント
      ・これ以上下がらない(上がらない)と判断されて買い(売り)が始まるレート
      ③損切が多く生まれてくるポイント
      ・レートが動いて損切が多く出ることでレートの動きに変化をもたらす場面が存在する
    3. 余裕資金を持って取り組むこと(レバレッジよりも取引ロットで考える)
      ①強制終了のリスク回避と取引可能数量(ロット)を増やす
      ・100万円の証拠金があればアメリカドルなら20ロット取引できる
      ・100万円の証拠金があれば3万円の損失が出ても取り返しは可能だが証拠金が5万円しかないと強制終了で3万円以上が完全に失われてしまう事態になる
      ・チャンス時に10ロット買えば(売れば)1円の動きが10万円の利益という計算になる
  3. 損を少なく利益を増やす売買のポイント
    1. チャートの底(天井)を見極め注文
      ①短期(1分~)や1日単位(半日~1日)、数週間単位取引と買い(売り)の計画を立てる
      ・成行注文と指値注文を組み合わせて余裕のある取引
      ②2段、3段と大きく動く下げ(上げ)を刻むパターンに引っかからないようにする
      ・大きく1段階動いたあとはもう1回同じ方向に動くことがある
      ・変動の大きさが小さくなると次の方向性が見えてくる
      ③各国の経済指標発表時の動きと落ち着いた時点での見極め
      ・雇用統計や販売データなど重要な指標発表後は急激な変動を伴う場合が多い
      ・ほぼ2段階の動きが落ち着いた後は買い(売り)の注目点となる場合が多い

向いている人、向いていない人

  1. 情報収集と分析の努力が続けられる人
    FXはギャンブルではないので、熱くなる人は絶対に止めておいた方が良いでしょう。「買う」とまた下がる、焦って逆に「売る」とまた上がる、という皮肉な動きを繰り返すことが多くの人が経験しています。同時に心配性で、「負けてしまうと大変」という気持ちが強い人にも向きません。
    テクニカル分析やファンダメンタルズの動き、世界経済や政治や事件の影響、政府要人や中央銀行要人の発言、株の動きなど、常に情報と連動してどのように動くのかを評価しながら、自身の売買を行い「売買記録」と照らし合わせていくことができる人が向いています。

リスクと注意点

  1. リスクと注意点
    最大のリスクは、証拠金のほとんどを失い損失を出してしまうことです。余裕資金で口座を開設し、余裕資金で取引を行うこと。不安が重なると結局、利益を得る前に自滅してしまいます。
    また、単純な注文ミスや決済ミス、何かをしながらの判断ミスは避けるべきです。
    さらに経済指標などの発表に伴いレートが極端に大きく変動を続ける場面ではデータ処理量がパソコンや通信回線の能力を超えて画面上の操作がうまくいかないことも出てきます。大損をしたり、せっかくのチャンスをみすみす逃したり、焦ってミスが重なることもあります。
  2. 実際に起きたリスクと注意点
    1. 実際に起きたリスクと注意点
      ①証拠金がなくなる
      ・損が膨らみ不安から損切を繰り返すだけではすぐに証拠金がなくなる
      ②「10万円が1億円に」「主婦に人気のFX」情報も氾濫
      ・高収入という言葉がネット上には多く注意が必要
    2. 単純ミスと判断ミス
      ①買う注文なのに「売り注文」でクリックし約定
      ・成行注文でありがちなイージーミス
      ②画面上の操作で基本的な確認を怠る
      ・決済とスワップ振替のボタンを誤ってクリックする決済ミス
    3. 通信回線やパソコンの能力を知る
      ①レートの変動が大きい時に成行でクリックしても約定しない場合はひとまず静観
      ・約定を焦って成行注文のためのクリックを繰り返すと不利益なレートで約定することがある
      ②レートの動きが通信回線やパソコンの能力を超える
      ・FX取引を安心して行うにはインターネット環境もチェックポイントに加えたい
  3. ぼろ儲けの話は信用しない
    「FXでいくら儲けた」という情報が氾濫していますが、市販の書籍やマニュアル本はFXを始めるときの参考書。チェックポイントを整理し、自分のモデルを作ることで安定した副業収入が実現します。

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