家庭教師の副業

家庭教師

自分が先生って呼ばれるなんて、勉強できないし。敷居が高そうと思われがちなのですが、子供の気持ちになれる人で、ある程度の学力のある人なら、だれでも出来ます。教師は勉強だけではありません。囲碁、英会話、音楽、体操など家庭教師を求める側のニーズは様々です。家に出向いていくので、塾講師(大学受験講座講師時給1500円)よりは時給が高いのが特徴です。

家庭教師の副業とは

生徒さんの家に行って、生徒さんの勉強をみたり、時には生徒さんと遊んだり、保護者の相談にのったりします。だから家庭教師はその生徒となるお子様家族の家族ぐるみのおつきあいがあります。なぜ塾や予備校では無く家庭教師を選んだかについては様々のようです。

  • お子様が塾のペースについていくのが難しい
  • 家庭教師が、個別でしてくれるので、だれかと競争しなくていい。
  • 夜遅くまで、外に子供を出して、塾に行かせるのが心配。
  • 友達関係を保護者が心配していて、保護者も子供も信頼できる大人が近くに居て欲しい。

家庭教師の種類としては

小学校受験のお子様対象

体操や、試験の受け方、答え方を指導して欲しいという保護者からの相談が多いです。もちろん、生徒さんが小さいので遊び要素も勉強に取り入れます。音楽や造形の情操教育も必要です。

中学、高校、大学受験を目標にしたお子様対象

受験対策や進路指導を行ってほしいといった保護者様からの相談が多いです。大学受験となると、そのお子様の将来をも、左右しかねません。しかし責任の重い、やりがいのある仕事です。

勉強以外が対象

家で音楽、囲碁、逆上がり、サッカーを教えて欲しいなど、様々なニーズがあります。家庭教師側の趣味とぴったり合っていれば、こんなに楽しいことはないでしょう。

家庭教師の副業を始めるに必要なもの・知識

家庭教師登録サイトに登録

まず、家庭教師登録サイトで家庭教師として登録しましょう。「家庭教師 登録」で検索をかけたら沢山出てきますが幾つかご紹介します。

基本的には、自分の得意分野を登録するだけです。大学にも家庭教師登録できるところがありますので、所属もしくは卒業大学にも問い合わせてみましょう。例えば、大学生協にも募集しているサイトがあります。

費用はかかりますが、新聞や求人サイトにも広告して広く生徒さんを募集することも可能です。できるだけ、沢山の人が見てくれるような広告場所を選びましょう。

必要な知識

専門分野の知識が多いに越したことはありません。例えば、数学の家庭教師としてのノウハウですと

  • いつも「どうやって教えるか」を考え、授業の準備を怠りません。本屋の参考書コーナーに行って、「数学解法」を勉強します。

得意分野以外に、子供の心の成長は理解していた方が良いです。家庭教師が必要な子供の中には「思春期」や、「不登校」の問題を抱えたお子様もいますので、そういった状況の場合に、どう家庭教師としてやっていくべきかは、勉強していく必要はあります。

家庭教師の副業で収入アップのコツ

生徒を増やせたら、それは収入アップにつながります。ではどうやって生徒を増やすのかをみていきましょう。

年齢層をしぼる

家庭教師は、「今日はどんな勉強を教えるか」を一度シュミレーションしていく必要がありますので、生徒の対象が幼児期から大学受験生と幅広いと、シュミレーションにかける時間も増やさなければなりません。自分の得意分野にあった生徒さんの年齢を決めておくと良いでしょう。 大学受験の小論文が得意だったら、受け持つ生徒は大学受験生のみに絞り、この年齢層の生徒を増やすと、あまり準備に時間をかけなくても良いことになります

得意な分野を生かせる生徒さんを集める

運動が得意なら、スポーツ系の生徒さんばかりにしておくと、「この練習メニューはこの子に良かったから、別の生徒さんにも応用できる」など、これまた準備に時間をかけずに済むので、収入アップにつながります。

もちろん実績重視

頼んでくる生徒さんは、実績をも見ます。「どうでもいいや」では実績も収入も「どうでもいいや」になってしまいます。○○大学に合格させた。「偏差値40から70に上げた」ような実績を持てるように、指導しましょう。

家庭教師の副業に向いている人、向いていない人の特徴

何の職業もそうですが、真面目さが一番です。

向いている人の特徴
  • 子供好き
  • 好きなことには努力を続けることができる
  • 責任感がある
  • ある程度の勉強好き
  • コミュニケーションがとれる
  • 話がうまい
向いていない人の特徴
  • 子供嫌い
  • 得意分野がない
  • 責任感がない

リスクと注意点

家庭教師する側も、される側も、リスクは付き物です。

その子が試験の前なのに、家庭教師が忙しくて面倒みてあげられなかった

家庭教師が学生だったりすると、自分の大学の試験や自動車学校で忙しくなり、生徒さんを見られなくなってしまったケースもあります。責任感がある家庭教師だったらよかったのですが、そうでなかったばかりに、生徒さんが失敗してしまうケースです。

勉強ばかりさせていて、進路指導を忘れていたので、受験に失敗させてしまった

英語の文法や、数学はよく教えられるのに、受験する学校の傾向と対策を忘れているために、結局受験に失敗させてしまったケースです。 受験するような生徒さんは、目の前の宿題をすることに一生懸命なりすぎて、他に目をかける時間が無く、受験対策までしてあげないといけません。特に「○○大学へ行きたい」なら、その大学だけで無く、滑り止め大学も一緒に探してあげられたら良いです。 「結局、第一希望大学ではなかったけど、紹介してくれた大学で良かったです」と言ってもらえることもあります。

謝金を請求するのを忘れた

家庭教師登録会社に登録の場合だと、あまりないのですが、仲介がないと忘れることがあります。気づいたときにすぐ行動しましょう。日記や、手帳に実働が書いてあるはずです。時効になる前に請求しましょう。

交通費を請求し忘れていた

これも上記と同じです。気づいたときにすぐ行動しましょう。どこから、どこまで電車に乗って、地下鉄に乗ってなど、ネット検索サイトで調べて時効になる前に請求しましょう。

家庭教師登録サイトに、手数料を沢山取られた

謝金は時給2000円なのに、そのうち半分も手数料で登録会社に持って行かれるようなこともあります。そのように感じる前に、登録サイトとの誓約書をよく読みましょう。 登録サイトを仲介させなければ、謝金は全部あなたのものになります。次回生徒募集するときには、手数料のことまで考えて募集してみてください。「偏差値30から慶應に行かせたことがある」のようなレアな実績を持っていると努力しなくても生徒は集まります。

まとめ

家庭教師は手軽に始められますが、責任感が必要なお仕事です。自分の得意分野に当たると、こんなに楽しいものはありません。仕事をしながら、なおその分野が強化され、スキルアップや収入アップにもつながります。条件が合えば家庭教師はおすすめの副業です。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。