副業の確定申告が会社にばれない

副業の確定申告が会社にばれない為にしたい5つの手順

これから副業を始めようとしている方や、既に副業を始めた人でも、副業禁止の会社に勤めていたり会社の人に副業をしている事を知られたくないと思っている方も多いですよね。今回は、「どのような場合に会社に副業が知られてしまうのか」と「会社にバレずに副業をする方法」を詳しく解説していきます。

会社にばれない副業の確定申告

住民税と所得税

副業の確定申告には「住民税」と「所得税」の二つの税金が関係してきます。1月1日から12月31日までに得た収入を翌年の3月15日までに確定申告、所得税の納税を行う必要があります。

確定申告を行うと、今住んでいる市区町村に住民税の金額の通知が行われます。この時に、自分で住民税を払っている主婦などの場合は自宅に住民税額の通知が行われるのですが、会社を通して住民税の支払いを行っている場合は、住民税額が会社に副業分の住民税が上乗せして通知されてしまうため、会社に副業がバレてしまう事があります。

副業が会社にバレない為にするべき事

[手順1]所得が20万円以下であっても住民税の申告をする

所得が20万円以下であっても住民税の申告は必ず行いましょう。副業での収入がある人は会社を通して住民税を払うことになってしまうため、会社にバレてしまうケースがあります。

そこで住民税の申告を自分で行う事で、【手順3】である、普通徴収(個人で納税)を行う事が出来るようになるため、最低限必要な準備になります。

そのため、住民税を会社に任せてあるからといって副業での住民税を自分で申告しなかった場合、自動的に住民税の請求が一括で会社に来てしまうため副業での収入がバレてしまうリスクが増えてしまいます。

[手順2]確定申告の際は、自分で納税を選択する

副業が会社にバレてしまう主な理由は「会社への住民税の通知」であり、自分で口を滑らせるなどしない限り会社にバレる事はほとんどありません。

そのため、副業をしている事が会社にバレないようにするためには副業により発生した住民税を会社に通知されてしまう前に対処する必要があります。

それでは副業分の住民税が会社に通知される前に止めるにはどうしたらよいのでしょうか。そのためには以下の手順を行う必要があります。

  • 確定申告の際に「自分で納税」を選択する
  • 確定申告を行う時に確定申告の第二表に「給与以外により発生した住民税の支払い方法」を選択する欄があります。
  • 「給与から差引き」と「自分で納税」の二つの項目がありのですが「自分で納税」を選択する事で、副業分の住民税が会社に通知されなくなります。
【手順3】市区町村へ住民税を申告する際は、「普通徴収」を選択する

確定申告とは別に、住民税の申告を市区町村にする必要があります。副業での所得が年間20万円以下であれば確定申告の必要はありませんが、市区町村への住民税の支払い、申告の義務はあります。

市町村によって条件が異なる場合もありますが、住民税の申告は必ず行いましょう。なぜなら、住民税の申告に必要な用紙には、副業以外の所得を「普通徴収(個人で納税)」または「特別徴収(給与から差引き)」といった選択肢があり、この時に「普通徴収」を選択する事によって個人で直接納税となるため、会社に副業分の住民税が知られる事を防ぐ事ができます。

[手順4]「アルバイト」は給与所得になってしまうため各市町村に確認して対応してもう

所得には様々な種類がありますが、今回は関連性のある「給与所得」と「雑所得」について解説します。

  • 「給与所得」・・・会社から支払われる給与や賞与による所得
  • 「雑所得」・・・事業としての収入以外の一時的な所得

副業をしている人の中には、コンビニやスーパーのような「会社を通して給与をもらう」などの収入のある、アルバイトでの副業を行っている人もいると思います。

この場合、「雑所得」ではなく「給与所得」としての収入になってしまうため、住民税額を個人での徴収と会社を通しての徴収と分けて払う事が出来なくなってしまうため、本業の所得と合算され会社に申告され、会社にバレてしまう事があります。

対処方法としては、各市町村へアルバイトでの収入による住民税を自分で支払いたいと申し出る方法がありますが、各市町村での対応が異なるため事前に確認しておく必要があります。

また、アルバイトとしての収入であってもバイト先との雇用契約が無く、請負や業務委託といった契約の場合は雑所得としての徴収となるため、アルバイトでの契約の際に確認してみると良いでしょう。

[手順5]確定申告や住民税申告の際の手続きを忘れてしまった場合は抜け道を

確定申告や住民税の申告は複雑で、上記の会社にバレないための手続きを忘れてしまう事も無いとは言い切れません。

万が一忘れてしまった際でも、会社で住民税を副業をしているか分かる程細かくチェックしている会社は少ない傾向にあるため、必要な手続きを忘れてしまった場合でもバレないケースもあります。

また、副業に関して厳しい会社でも、株やfxなどの投資での収入は取り締まる会社はほとんどないため、万が一住民税により会社にバレてしまったとしても、言い訳の余地はあるため、手続きを忘れてしまった場合でも抜け道は存在します。

まとめ

副業が会社にバレない為に押さえておくべき5つの手順
  1. 所得が20万円以下の場合でも住民税の申告は必ず行う
  2. 確定申告の時は第二表の自分で納税にチェックする
  3. 住民税の申告の時は普通徴収にチェックをする
  4. アルバイトでの給与収入があった場合は各市町村にアルバイト分の住民税を自分で納付できるか確認しておく
  5. もしも上記の手続きを忘れてしまった場合は、投資などの言い訳を用意しておく。

このように副業での収入がある事が会社にバレてしまうケースはほとんどありません。しかし住民税の申告や確定申告は、簡単な手続きなので万が一の事を考えるとしっかりと行っておいた方が良いでしょう。

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