株式投資
リーマンショックから数年が経ち、今日本の経済は景気が良いとされていますが、給料が上がったと実感している人は少数だと思います。そういった世の中で、副業を始めている人は少なくありません。今回はその中でも最もメジャーである株式投資について説明したいと思います。
株式投資とは
株式投資というとなんだか難しそうだと感じる人もいるかもしれません。そして、ギャンブルだとおっしゃる人もいるかもしれません。ですが株式投資は、
- 初心者でも簡単に始められる!
- ギャンブルではなく、ルールに従えば勝つことができる!
この2点を忘れないでください。
そもそも株とは、企業が事業を始めるにあたって、その資金を調達するために発行されるものです。それが投資家などによって1株〇〇円という形で取引されることになります。つまり、株が安いときに買って、値段が高くなったときに売ることができれば、その差額を利益とすることができます。
例えば、1株が100円のときに買い、1株が120円のときに売ると、差額の20円分が利益となるわけです。これさえ理解できれば、株式投資は誰にでも始めることができます。
しかし知識などがないために、この売り買いのタイミングの判断ができず、ギャンブルと呼ばれてしまうこともあります。ただ、毎回必ず勝てるかというと、残念ながらそれは不可能です。
ですが、株式投資には一定のルールが必ず存在します。そのルールに従ってさえすれば、勝率を上げることができ、全体で見ればプラスにすることができます。自分の努力次第で利益がどんどん増えていく、それが株式投資なのです。
株式投資を始めるのに必要なもの・知識
始めるのに必要なもの・知識ですが、以下の3点は必ず必要になります。
- 証券口座
- 資金
- 経済の知識
証券口座について
これを作るには証券会社を自分で選ぶ必要があります。
証券会社は、以下のような基準で判断されたほうがよいかと思います。
- 取引手数料
- 管理画面の機能
- 証券会社の安定性
特に取引手数料は証券会社によって大きく差があるので、注意が必要です。
資金について
次に資金については、始めるにあたって最低10万円は必要です。そして、ある程度の利益を出したいならば、50万円程度は用意する必要があります。
先ほど1株100円で買って、1株120円で売る例を挙げましたが、株は取引単位数が決まっており、100株単位で取引されることが普通です。つまり1株100円だとすると、買うためには10,000円必要になります。
株によって取引単位数は異なるので、しっかり確認してから取引きを行うようにしてください。
株式投資に必要な知識
さて、株式投資において必要な知識ですが、以下の2つは必ず習得するようにしてください。
- 注文方法
- チャートの見方
◆注文方法
注文方法については以下の2つを押さえておけば大丈夫です。
- 指値注文
指値注文とは株を売買するときに、○○円で買って○○円で売ると指定する注文方法になります。 - 成行注文
成行注文は、金額を指定せずに今取引されている価格で、買ったり売ったりする注文方法になります。すぐに株を売買する人にとって便利な注文方法です。
◆チャートの見方
皆さんはおそらく株価を見たときに折れ線グラフのようなものを見たことがあると思います。あれをチャートといって、株価を予想する重要な指標になります。使いこなすには少しだけ慣れが必要となりますので、早めに知識を習得したいところです。
収入アップのコツ
株式投資で収入を上げるには以下の3つしかありません。
- 元手を増やす
- 知識を幅広く習得する
- 経験を積む
元手を増やす
まず、元手を増やすことについてですが、投資すれば投資するほど見返りは多くなります。10万円しか投資しない人より、100万円投資した人のほうが必然と収入はアップします。また、株価が高いものでも購入できるようになるため、選択の幅を広げることができ、より有望な株を見つけることができます。
知識を増やす
知識を増やすことも収入アップにつながります。株価というものは常に経済の影響を受けています。石油の価格が高騰すれば、それに関する商品を作っている企業は損失を受け、投資家はその企業の株を買うのを控えるようになるかもしれません。その結果、株価が下落する可能性があります。
知識を習得するには雑誌や実用書を読むのがいいですが、今起きている経済の問題については、ニュースや新聞を見るしかありません。日頃からそのような問題に敏感になることが大切です。
経験を積む
最後になりますが、なにをするにせよ、経験はとても重要です。頭の中ではわかっていても、それを実行するのは意外と大変です。初心者がいきなり何十万円も稼げるかといえば、残念ながら大半の人たちはそんなに稼げません。経験なしで儲かるほど、株式投資の世界は甘くないのです。日頃から取引を行い、経験を積むことが大切です。
向いている人、向いていない人
株式投資に向いている人
- 余裕資金が多くある人
資金があればあるほど心に余裕が生まれ、株価が急に下落しても落ち着いて対処することができます。 - 自己管理ができる人
株式投資には一定のルールが存在するとお話しましたが、意外と守れない人が多いです。自分管理ができる人が株式投資に向いています。 - 日頃から経済に関心がある人
また、日頃から経済に関心があると、経済状況が株価に与える影響を理解しやすいと思います。また、ビジネスに携わっている人は普通の人と比べて勝率が高いです。
株式投資に向いていない人
- 生活資金を使っている人
生活資金を株式投資の資金に使っている人は、不思議と勝つことができません。必ず余裕資金で行ってください。 - 数字に弱い人
数字に弱い人も勝つことが難しくなってきます。株式投資では数字を見ることができなければ何もできないからです。ただ、難しい計算などは必要ないので、簡単な算数ができれば問題ないと思います。 - パソコンが使えない人
パソコンが使えない人はかなり厳しいです。取引きはほとんどがパソコンで行っているので、使えなければそもそも始めることができません。基礎的なパソコンの使い方はマスターしておきましょう。
リスクと注意点
最後にリスクと注意点について説明します。
株式投資のリスク
- 資金が減ってしまう
- 会社が倒産してしまう可能性がある
の2点があげられます。
株式投資はギャンブルではないですが、実際には損する人の割合のほうが多いです。また、会社が倒産してしまう可能性もありその場合株は何の価値もなくなってしまいます。そのことを十分に踏まえて、株式投資を行ってください。
株式投資の注意点
- 税金の支払い
- インサイダー取引
1)税金の支払い
証券口座を開くときは、以下のどちらかが選択できます。
- 一般口座
- 特定口座
おすすめは特定口座であり、こちらは自動的に税金が引かれます。つまり確定申告をする必要がありません。一方、一般口座は全て自分で管理する必要があり初心者の方にはおすすめできません。
2)インサイダー取引
会社の中で役員など重要な立場にいる人たちが、その人だけにしか知らない情報を使い株式投資を行うことです。内部関係者同士が地位を利用して得た情報で株式投資を行うともちろん大儲けできますが、一般の投資家にとっては不公平な話になってしまいます。そこでこのインサイダー取引は法律で禁止されているので、このことは必ず守って、正しい株式投資を行ってください。
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