NISA
NISAとは
- 少額投資非課税制度のこと
- 100万円までの投資金額であれば、その投資で得た利益には税金がかからない
- 2016年からはその枠が拡大し、120万円になり、株式投資への幅が拡大
- 2014年からスタートしており、2023年に終了する
例えば100万円の利益を得れば、今までは20万円の税金がとられていましたが、この制度を利用すれば、100万円の利益はそのまま手元に残ります。ぜひ、この制度を利用して、資産を増やしましょう。
始めるのに必要なもの・知識
- 証券口座の開設
- 証券口座は証券会社、銀行などで開設ができる
- 株式、投信、ETF全てを購入できるのは証券会社のみ
- 口座開設をしたら、NISA口座を指定する
- NISA口座は開設に1ヶ月ほどの期間を要する
- 証券会社により、売買手数料が異なり、ネット証券は手数料が比較的安い
- NISA口座開設にあたり、キャッシュバックキャンペーンなどを行っている証券会社もあるので、開設するときはよく考えてから証券会社を選ぶ
- NISA口座は一年間変更できないので注意
- 株の配当金や値上がり益を税金ゼロにするには、口座開設時に株式比例配分方式を選択する
- 期間は5年間
- 毎年120万円ずつの非課税枠の設定ができる。
- 投資総額最大600万円 (2016年から120万円ずつ投資し、5年目の2021年に最大の600万円の投資となる)
- NISA口座資格者20歳以上 ただし、2016年4月から子どもNISAもスタートし、親が子ども名義で証券口座を開設可能になった
また、NISAとは制度であって副収入を有むのは株取引となるので、株取引に全く知識のないかたは、株の基本用語などを理解し、どの企業の株を買うかなどを別で勉強する必要があります。 その際に、初心者のための株の本を購入することをおすすめします。ネットは非常に便利で、身近で、しかも無料で知識が得られますが、知識が全くない状態では、それが正しいかどうかの判断が難しいので、1冊書籍を購入することが必要です。 証券会社の口座開設キャンペーンの中には書籍をプレゼントしているところがありますので、そういったキャンペーンを利用するのもよいでしょう。
収入アップのコツ
- 株取引であるため、元本割れの恐れがあることをしっかりと理解する
- 少額投資といえども、一括投資は行わない
- リスク分散をする
- 余裕資金の範囲内で投資を行う
- 余裕資金が、少ない人には月々1000からスタートできるものもある投信がオススメ
- 余裕資金が比較的多い方は、株価変動が大きいリスクの高いものをNISA枠に集中させる
- 高利回りの投資信託を購入する
- IPO(新規公開株)を購入し、初値で売る
- 高配当の株を選び、購入する
- 値上がり益がでた時点で、少しずつ利益を増やしていくことも重要
個人個人で資産状況は異なるため、状況は異なりますが、以上のことをコツとして抑えておけば、資産を上手く増やせます。
NISA制度を利用するにあたって、向いている人、向いていない人
【向いている人】
- 余剰資金のある人
- 長い目で、状況判断ができる人
- 欲を出しすぎず、ある程度の含み益がでた時点で利益確定ができる人
【向いていない人】
- 余剰資金がなく、生活費を投資に回す人
- ギャンブル好きの傾向がある
- 欲がでて、少しの損を嫌がり、株が塩漬け状態になる人
着実に今ある資金を運用し、少しずつ増やしていくという心構えが重要です。 また、初心者の方が株取引を始めるきっかけとして、NISAは取引手数料無料の証券会社もあるため、少額でありながらも、副業として十分な稼ぎを生みだしてくれる制度ですので、いままで株取引に縁のなかった初心者の方にもむいている制度といえるでしょう。
リスクと注意点
NISAの利点をお話して参りましたがもちろん、株取引ですので、リスクがあります。元本割れはもちろん、NISA特有のリスクがあります。
- NISAは最長5年間までしか保有できません。 (例)100万円で購入した株が5年経過後、80万円まで下落したので、そのまま保有時することにしました。 一年後、もとの100万円まで回復したので、売ったとします。すると、NISAの期間が過ぎてしまった時点での相場価値となり、80万円で購入し利益が20万円でたとみなされ、そこから20%の税金、4万円差し引かれます。つまり、4万円の損となります。 NISAは税金が免除されるため損益が持ち越せません。つまり、5年の間の利益があるうちに売らなければなりません。それがNISAの一番の注意点です。
- 一年の間は、NISA枠の証券口座は変更 現在、証券会社で口座開設した場合、一年の間は、NISA枠の証券口座は変更できません。以前は一度開設したら、変更できなかったのですが、一年たてば変更できるようになりました。ただ、一年間変更できませんので、どの証券会社で開設するかよく考えてから開設しましょう。
- NISA枠は翌年には繰り越せない NISA枠は翌年には繰り越せません。現在100万円枠で90万円しか使用していなければ、残りの10万円を翌年に繰り越して、翌年からは120万円なので130万円になるわけではありません。
- 売買のタイミングは難しい 1度売ってしまうと、その年のNISA枠を使ってしまうことになり、新たなNISA枠は翌年1月からとなります。売買のタイミングは難しいといえます。ただ、これは株式投資では売る時が一番難しいので、NISA特有のデメリットというわけではありません。
NISAはしっかりと枠内でうまく活用することがとても重要です。これらのリスクと注意点を十分に理解し、非課税のメリットを十分に活かした投資ライフを始めてみましょう。
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