副業で稼ぐ

副業で稼ぐなら考えたい 自分にあった副業を見つける方法

今や、副業は生活資金の補てんではなく豊かな生活の実現につながる自己実現の手段。曖昧な目的から「教育資金に使う」など具体的な計画を明らかにすることで、自分にあった副業も浮かび上がってきます。

目的と目標が具体的でなければならない

(1)時間を副業に使う覚悟 副業でお金を稼ぐといっても、これまで自由だった時間を使っても土日や帰宅後のアルバイトだとせいぜい毎月5~6万円稼ぐのがやっとです。「生活のためにお金が必要だ」というのでは長続きせず心も体も疲れてしまいます。ネットで稼ぐにしても、不労所得を得るなど特別な場合を除き、職場の付き合いや家族と過ごす時間も減り関係が次第に壊れる可能性もあります。 (2)具体的な計画を立て家族の理解も 大切なのは、お金を稼ぐ本当の「目的」と「目標」を明確にして、自分自身へ語り掛けるとともに家族の理解のなかで始めることです。 例えば、子どもたちを大学に入れるための塾や教育費が今後10年間にこれだけ必要だから、「副業で得る毎月の収入5万円は教育資金に充てる」というように使い道を明確にします。するとモチベーションも高まり、次のステップ「この副業ならできる」と自発的に働く場所を選ぶ余裕が出てきます。 お金が欲しいから何でも良いということでは、すぐに辞めてしまうことにもつながりかねません。自分のプライドや能力は無視されるオペレーション業務が多いということを忘れてはいけません。

自分にあった稼げる副業を見つける方法

副業には大きく分けて、2つのタイプがあります。1つは、事業所でアルバイトをして時間給で稼ぐ方法、そしてネットを活用する在宅ワークです。いずれにしてもプラス面とマイナス面が生まれてきます

1.副業のプラス面とマイナス面を知る

副業をするとお金が入ってきます。しかし、プラス面ばかりでなくマイナス面も知っておきましょう。本業との板挟みや時間の余裕がなくなり軋轢が生まれるなど、周りとの小さな行き違いが大きく人間関係を損なうことにつながるかもしれません。 統計学の正規分布の法則だと、どんなグループでも優れた人が20%います。社会人のアルバイト先だと、自分の目標を見失い日々の暮らしに追われる人も多く、ギャンブルや酒が楽しみだという人もいます。 何年後には目標の生活を実現する、という自覚と目的をしっかりと心に刻んで、20%の向上心を持つ人たちとのコミュニケーションを積極的に大切にしたいものです。

  1. 副業のプラス面 ①毎月の収入が増える ②人脈が広がる ③人によっては特技や専門知識が活かせる
  2. 副業のマイナス面 ①家族と過ごす時間が減る ②就寝時間が減り気力や体力が落ちる ③酒やギャンブルへの誘惑に負けて自分の目標を見失う恐れも出てくる
2.目的は何か?

副業であっても、目的をもう一度考えてみる必要があります。収入を増やすことは前提ですが、具体的に何のために副業をするのかが重要です。生活費が不足するのは誰でも同じでも、きちんとした目的と目標を持っていれば副業を楽しみスキルアップを求める余裕も生まれてきます。

  1. 生活資金の補てん 生活費や教育費、住宅ローンなど、一般的なサラリーマン家庭のほとんどは毎月の給料だけで余裕のある生活を送るのは難しいものです。しかし、「子どもの教育はここまでの投資をしたい」という具体的な目標を持つことで、具体的な必要金額や期間が明らかになり、目的も明確でモチベーションも維持できます。
  2. レジャー資金や貯金 毎年2回の家族旅行のために「30万円が必要だ」という具体的な目標があれば、仕事終わりや休日の副業出勤も続けられる原動力が生まれます。
  3. 起業などの将来のための自己研さんと投資 何年後に「○○を起業したい」という目標が見えていれば、資金を貯めることと同時にスキルアップという目標も達成できます。
3.自分に何ができるのか?

自分に何ができるのかを一度、再確認することが大切です。

  1. 募集が多い飲食業やスーパーの品出し作業 資格や特技がなくて、また資格を持っていても同じ業種では仕事ができない人は飲食業など接客や惣菜製造など裏方の作業、あるいはスーパーの品出しや物流関連の仕分など単純オペレーション作業の求人は多いものです。
  2. 資格が活きて求人広告に出ない仕事 資格や特技があれば、関連の副業も考えられます。副業アルバイトの場合、現業職として働く人たちは求人広告で見かけない分野で意外と重宝されるものです。 例えば、電気工事士の資格があればエアコンの設置など近くの電気屋さんで働くこともできるでしょう。第二種運転免許があれば仕事を終えた金曜日や土曜日に代行運転ドライバーとして働くこともできます。もちろん第一種免許よりも時給は高く設定されます。
  3. 専門性の高い夜間教室の講師やパソコン経理事務 英語やカルチャー教室を含め、夜間に開かれている講座の講師。パチンコ店や飲食店など夜間の経理作業員を必要とする職場もあります。資格はなくても高度なスキルを活かすことができです。
  4. ネットで稼ぐ インターネットを使って在宅ワークを行うこともできます。また、販売商品を用意してインターネットショップを運営することもできます。余裕資金があれば、株や為替取引も可能でしょう。
  5. 起業準備を兼ねた在宅アルバイト 将来の起業を考えた準備として、デザイナーやウエブ制作などの仕事を地元企業や人脈を通じたネットワークのなかで行うこともできます。
4.発展性はあるか?

副業が自分に合ったものであるかどうかを見極めるポイントは、ライフスタイルや人生設計の向上につながるかどうかという発展性です。生活のために必死で働く場合とは違い、漠然と何年も同じ時給で続けるようだと意味がありません。目標が本当に達成できているのか、足らない点は何かなどを考えてみる必要があります。 (1)収入の目標は達成できるのか 時給×稼働時間から得られる収入は計算できます。目標を達成することができるのか、またちょっときつくてももう少し時給の高い職場を選ぶのかを考えることができます。 (2)将来の生活向上につながるのか 目標を描き、具体的な行動計画を立てて無理なく実践することで将来の生活向上につなげなければ意味がありません。生活のためにお金が必要、得たいという抽象的な目的からは描けない未来像につながるのかを確認しながら副業に励む心がけが求められます。 (3)キャリアアップにつながるのか どんな単調な仕事でも、そこにはプロが存在します。副業だからいい加減で良いという仕事はありません。利益に少しでも貢献できているのか、作業効率を高めるにはどうしたら良いかなどを考える意識と、その経験がどう自分の生活向上につながるのかも考える必要があります。

まとめ
いい加減で済まされる仕事はない

副業だからといって、いい加減に時間を過ごせば良いという仕事はありません。社会人である以上、常に一定の責任を伴います。欠勤や怠慢に作業をこなすということは許されないはずです。 そのためにも、嫌々ながら続ける副業は長続きしません。プライドが高ければ、職場の会話に入っていくことができません。仕事が単調なら「よくこんな仕事をやるな」という考え方も生まれます。副業を選ぶ前に、具体的な目標を描きだし目的を明らかにすることで導き出した結論なら簡単に放り出すこともないはずです。 すべての人が、自分のキャリアを活かして副業できるわけではありません。多くが、不本意ながら「副業でお金を得ている」のが現実でしょう。だからこそ、自分を見失わず、そこで出会う優れた人たちとのコミュニケーションと人脈づくりを進め、自己実現をめざす努力を忘れてはならないのです。

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