FXとは

FXとは・・証拠金取引の仕組み、誰かが損するから儲かる

FXは証拠金取引といわれるもので株などと比べるとはるかに少ない資金で売買ができるのが大きな魅力です。また平日はノンストップで市場が開いているため夜でも売買が可能でサラリーマンの副業にはもってこいの投資法といえるのです。

FX取引の仕組みについて

FX証拠金取引は魅力が一杯

CASIO fx-580CASIO fx-580 / ntrung

みなさんは証拠金取引というものをご存知でしょうか?

取引する業者に証拠金を差し入れてそれにレバレッジをかけて売買するのが証拠金取引の形態で、CFDや日経225ミニなども賞金取引となりますが、そのうちの為替の取引のことをFXと呼んでいるのです。厳密に言えばCFDと呼ばれる様々な金融商品の証拠金取引のうち、市場の大きなFXだけが独立したものと考えればわかりやすいといえます。

現状では国内の個人投資家には25倍のレバレッジの利用が認められていますので、10万円の資金があれば250万円までの取引ができることになるのです。株の現物売買では、たとえば郵政株を1400円で1000株購入すれば140万円の原資が必要になるわけですが、FXのレバレッジ投資ならば同額の投資を5万6000円の原資で売買することができるわけです。

その昔はこのレバレッジは300倍や200倍といった高倍率も認められていたのですが、今では個人投資家のリスクを軽減するという名目で、上限は25倍に限定されるようになっています。しかしそれでもこのレバレッジをうまく利用することができれば少ない投資資金で大きな利益を得ることができるようになるのです。ここでは、このFX投資についてご説明していくことにします。

投資効率の高さなら断然FX取引がお勧め

利益にもレバレッジがかかるが損失も膨らむのがレバレッジ取引

Measured CurrencyMeasured Currency / Bill David Brooks

たとえば、日本人の個人投資家がもっともよく利用しているドル円を例にとりますと、1万通貨を売買するためには25倍の最大レバレッジを利用した場合には足元では4万9000円ほどの証拠金が必要になります。

もちろん相場は上下しますから実際の売買にはその倍の10万円程度の証拠金が入っていることが安心になりますが、この1万通貨で10銭相場が動き、その動いた方向に向けて売買することができますと、10銭相場が動いただけで1000円、1円相場が動きますと1万円の利益を得ることができるのです。なかなか金融取引でこれだけの少額投資金額からこうした利益をとれるものは他には見当たらないはずです。これがFXの大きな魅力となっているのです。

ただし、利益にもレバレッジがかかっているということは損失がでたときにも同様のレバレッジがかかることになりますから、想定した売買方向と逆に売ったり買ったりしてしまいますと10銭で1000円の損失がでることになり、そのまま放置しておけば1円動けば1万円の含み損を抱えてしまうことになるのです。これがまさにレバレッジのリスクということになるのです。

為替は取引する通貨ペアが上にいくか下に行くかだけを想定して売買する取引なので取引自体はきわめてシンプルなのですが、どちらの方向に行くかは様々な方法を駆使して、予想しながら売買することが重要になってくるのです。ここが単なる上か下かの博打と違ってくるところで、そのあたりをしっかり理解しておくことがFX取引ではきわめて重要になってくるのです。

FXとは誰かが勝つとき誰かが同額負けているゼロサムゲーム

Scales of Justice - Frankfurt VersionScales of Justice – Frankfurt Version / mikecogh

またFXにはもうひとつの大きな特徴があります。株の場合には景気の状況がよくなり、上場している企業の多くの株価が並行して上がると相場自体の時価総額が大きくなり、市場参加者の多くが一同に利益を享受することができる機会に恵まれることがあります。

好景気のときに多くの投資家が儲かるというのがその典型的な状況ですが、FXの場合残念ながら市場参加者が全員儲かるということは絶対にありません。高い値段で売る人がいるということはその値段で買う人がいるから相場が成立するもので、誰かが儲かるということはだれかが必ず損している状況となっているのです。

ただ、投機的な売買を行う人間はいくらで売買するかがきわめて重要ですが、実需、たとえば貿易などで決済しなくてはならない人たちはその相場が高くても安くても仕方なく決済せざるをえない状況になることもあるので、そうした不利な状況でも取引をしてくるケースがあるのです。この部分は株式売買とFXとの決定的な違いであり、相場のチャートの向こうには必ず売買する相手がいるということをしっかり理解しておく必要があります。

どの通貨ペアで売買するかも大きなポイント

World moneyWorld money / Japanexperterna.se

世界的にはもっとも通貨ペアのうちで取引されているのがユーロドルになります。ご存知のとおりユーロは欧州の域内通貨であり、27カ国以上が利用していますからドルとの売買がもっとも大きなものとなっており全体の24%程度を占めるといわれています。

その次に大きいのがドル円ということになり17%程度がすべての為替取引におけるドル円の売買ということになります。ただ、世界的にはこうしたバランスの取引になっていますが、国内のFX個人投資家の場合は実に8割以上がドル円の売買をするようになっており、ドル円は国内の個人投資家の基本となる取引になっていることがわかります。

国内にいれば米国の市場状況についての情報やニュース配信も多いわけですから、自ずとドル円の取引をする個人投資家が多いということになります。国内ではその次に多いのはユーロドルとなりますが、やはり市場参加者が多い取引というのは、それだけ流動性が確保され売買がしやすい通貨ペアということになるのです。

ですからまず初心者でFXの取引をされるのであれば、ドル円で慣れてからほかの通貨ペアについても検討してみるのがお勧めということになります。

月曜日の朝から土曜日の早朝までエンドレスなので取引しやすい

Calendar*Calendar* / DafneCholet

株式市場はご存知のとおり平日の9時から午後3時までの取引が基本となっていますから、サラリーマンの取引の場合には指値をおいて買ったり売ったりすることが基本になり、なかなか仕事と投資を両方成立させるのが難しくなることが多いものです。

しかし、FXの場合は月曜日の朝7時から取引ができるようになりますとその週の土曜日の早朝6時とか7時まで休むことなく取引ができますので、サラリーマンの場合、夜帰宅してからでも十分に取引する機会があるのは大きな利点ということができます。これは株をはじめとする取引所売買とは大きく異なるものであり、夜だけ取引しても十分に利益機会のあるものとなるのが魅力なのです。

サラリーマンの副業としてはかなり確率の高い投資法

理路整然と売買すれば必ず利益を獲得することができる

こうしたいくつもの利点があることからFX投資を副業として行うサラリーマンが多いのがお分かりいたただけると思います。

ただ、この投資も気分や思いつきだけで上か下かを決めて売買していたのでは単なる博打に過ぎません。より正確にどこで買うか、売るかをよく考えて、理路整然と売買していくことが重要になってくるのです。

投資はある意味で確率のビジネスになりますから、いかに高い確率のものを売買するかが最大の成功ポイントとなるのです。この部分について理解ができるようになれば、FXでも副業として確実に毎月利益を得ていくことができるようになるのです。

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