ど素人でもわかる!FXの超入門、5つのポイント
FXは、市場参加者とのゼロサムゲームであり誰かが負けなければ勝つことはできないのです。したがって、一定のルールをしっかりまもって取り引きすることが超初心者が相場で生き残るためには必要になります。その5つのポイントについて紹介します。
FX完全なゼロサムゲーム。誰かが勝つとき、その分を他の誰かが必ず負けている
Edge of Mystical Waters. / BryonLippincott
株と異なり市場参加者との戦いとなるのがFX投資の大きな特徴
様々な金融投資の中にあってFXというのはひとつの大きな特徴があります。それは市場参加者みんなが株の相場の上昇のように儲かるということがないことです。
つまり誰かが儲かった分必ずほかの誰かがその分の損失を負担させられているのです。もちろん実需のような売買の場合には売っても買っても反対売買はしませんから厳密には損というわけではありませんが、もっと安く買えばより利益がでたものを高く買ったことで利益分から儲けを吐き出した勘定になるわけです。
またこの実需筋、投機筋、機関投資家、個人投資家のすべてが渾然一体となってプロもアマチュアもなく売買が繰り広げられまっすので、個人でもプロ並みの発想で売買をしていかないと儲けがでないという厳しさもあります。
市場における個人投資家の影響力などはまったくないに等しいですから、当然相場についていくことが利益を獲得することの早道になるわけですが、みなが同じ方向に買ったり売ったりし始めると相場はそれ以上動かなくなり急激に反転することもあるのです。
こうした相場の見極めができることもFXで勝ち進むポイントとなってくるのです。具体的にFX超入門の素人でも相場に生き残るためには次の5つのポイントを押させておく必要があります。
これが必勝の5つのポイント
1)自分の証拠金で売買できるボリュームをしっかり理解しておくこと
FXは証拠金にレバレッジをかけて売買するところが少ない原資で大きな利益を得ることのできる大きな魅力のひとつとなっています。
10万円の原資があれば当然10万円までは売買が可能ですが、相場は上下しますから多少の上下に耐えられるだけの余剰資金もこの金額の中から作り出さなくてはならないのです。
したがっていきなり10万円分すべてでポジションを作るのはまったくだめな投資法になってしまうというわけです。
自分の投資しようとしている通貨ペアでいくらまで買っても売っても大丈夫なのかをしっかり認識することが重要になるのです。
2)いくらまで損をしたら撤退するかを事前に決めておくこと
FXは上がることもあれば下がることもあり、原理的にはその確率は5割です。ですから勝つこともあれば必ず負けることもあるのです。
しかし負けよりも勝ちが多くなるから全体として儲かるのであって、負けが込めば損をするばかりです。したがってやり方を変えるという意味でも証拠金総額の5%なり10%なりの損失を抱えてしまったら一回ポジションをすべて損切りして1から出直すことを考えなくてはならないのです。
これは言うは易しですが、実際には初心者は損切りができないのが実情です。しかし自分で決めたルールで損切りができないとFX取り引きでは絶対と言っていいほど儲けを出すことはできません。
必ずすべての資金を失って半年後には相場から消えることになってしまうのです。長初心者といえどもこのルールを守ることができるようにすることは必須の行動となります。
3)トレンドの方向をしっかりチェックしてから売買する
これも超初心者がFX取り引きをする場合に必ずしなくてはならないことですが、売買しようとする通貨ペアに果たしてトレンドがでているのかいないのか、またトレンドは上方向なのか下方向なのかをしっかり確認することが必要になります。
相場が上がろうとしているのか下がろうとしているのか判らずにただ気分や値ごろ感で売買したのでは、それは単なる博打にすぎません。
トレンドを確認するためにはチャートでトレンドラインを引いてみることがわかりやすくなります。日足からはじまって直近の安値を最低2点、できれば3点つないでみた線が上方向にあがっているのあれば少なくとも日足ベースでは上昇局面にありますし、逆に下方向ならば下降局面にあるのです。
このトレンドラインが日足、時間足を含めてうまく引けないときには、トレンドはでていないことになります。最低限これだけはチェックしてから売買に入ることが絶対必要となります。
4)儲かったら必ず増加した証拠金は自分の口座などに一旦退避させておくこと
超初心者がFXをやる場合には、儲かった金額は常に証拠金からはずして一定の証拠金で継続して取り引きしていくことがお勧めになります。
確かに拡大再生産という視点でみれば10万よりも15万の証拠金をベースにしたほうが利益が大きくなる可能性がありますが、そう相場は甘くはありません。
儲かった金額は必ず失うチャンスが訪れることになりますので、一旦は銀行口座などに返金しておき、証拠金が足りなくなったらまた同じ金額になるように入金するとったやり方をすることが必須です。
常に一定に証拠金を利用することで、自分がいくらまで売買できるのかをしっかり把握しながら取り引きを継続することこそが重要になるのです。
自分で決めたルールをしっかり守り抜くためにもこうした一定証拠金管理をするのは初心者にとっては必須の要件といえます。
5)負け続けて証拠金が減り続けたら一旦相場から離れてみる
証拠金の5%や10%負けてしまったら一旦は損切りをするといっても毎日負け続けるとどんどん損切り貧乏に陥っていきます。
2日続けて10%ずつ原資が減ればもとの81%しか証拠金は残っていないことになりますので、そのまま負け続ければあっというまに証拠金は半減してしまいます。
こうした負け続けの取り引きの場合、やはり明らかにポジションを作るタイミングや売買の方向感が間違っている可能性が高いといえます。そのまま継続して売買をするのではなく、一旦相場からはなれてみて何が問題なのかをしっかり分析してみることも必要です。
間違ったやり方を続けていたのでは自分のルールを守っても未来永劫に儲かるチャンスは訪れません。相場の動きと自分のエントリーポイントをよく反省してみるなど、取り引きの結果をしっかり自己診断してみることが重要です。
まとめ
In The Boardroom | Episode #02 | Mustafa Al Hashimi / jaguarmena
利益を得るのは簡単ではないということ
もちろん、この5つのポイントだけ守っていても利益が簡単に転がり込んでくるほどやさしくないのがFXの世界ですが、それでも基本動作としてこの5つを最低守るところからスタートすることが重要になるのです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。