危険な投資の罠!FXで借金を背負う人の5つの特徴

FXはとにかく証拠金を減らさないことが重要です。そのためには自己ルールをしっかり設定してそれを守り抜くことが重要なのです。しかし多くの初心者はこのルールを守ることができずに証拠金を失って相場から撤退します。これができないといくら借金しても儲けは得られないのです。

これが現実!FXで成功する人失敗する人

Three Businessmen (1998)Three Businessmen (1998) / sbwoodside

危険な罠がいっぱいあるFX

FXは儲かればこれほど面白い投資法はないものといえます。

過小資金でも個人投資家なら最大25倍のレバレッジをかけることができますから、うまく資金を増やしていくことができるようになれば株式投資に比べてもはるかに利益率の高い効率的な投資になっていくことが考えられます。

しかし、現実は、そううまくいっていないのもまた事実です。新しくFX取引をはじめるユーザーのほぼ9割がスタートから3ヶ月、長くても6ヶ月以内に投入した資金のほぼ全額を失って市場から姿を消しているのが現実の世界なのです。

したがってこの原資をいくら入れるかにもよりますが、ローンなどで借金をして始めた場合には、結局借金だけが残る可能性もあるのです。

またFXの場合には業者が設定している強制ロスカットがあるので投入した資金以上損失は出ないといった甘い発想をされている方も多く見うけられますが、証拠金を超えて損失がでるケースはいくらでも発生しますので、これも誤った見方です。

もちろん借金を資金にして黒字に転換できる投資家も存在しますが、適当に自己流でやっているかぎり利益が出るタイプにはならないことが、これまでの市場経験者の多くの事例で理解することができます。

まず借金を背負うタイプは次のような5つのことを繰り返す人々であるといえます。

FXで借金を負うのはこんな人

History Makers History Makers “James R. Ford” / TRFPhotography

レベル感だけで売買している人

FXは特定の通貨ペアが上がるか下がるかだけを予想して投資するものですから、大きく勝つか負けるかの問題はあるものの、その確率は常に50%ということができます。

したがって、単なる勘や博打的発想で上か下かを選んでも何回かはまぐれで当たり、利益がでることは往々にしてあるものです。

世にいうビギナーズラックというのがこれに該当するもので、概して最初の何回かはうれしくなるほど儲かったりすることがあるのです。

まったくの勘ではなく、一応チャートを見ながら取引しても、適当な自分のレベル感からポジションをつくって売買していたのでは、やがて大きな損失を抱え込むことになり、すべての証拠金を失って退場することになるのは時間の問題です。

このやり方を続けているかぎり1ヶ月持たずに証拠金のすべてを失うことも考えておかなくてはなりません。

損切りができない人

FXで市場に勝ち残る極意はなんと言っても証拠金をむやみに減らさないことです。これまでFXで大きな利益をあげてきた個人トレーダーの多くが口をそろえて言うのが、FXで勝ち残るためには、利益を上げることよりも損失を出して証拠金を無闇に減らさないことだと言います。

そのためには、間違った売買をしてしまったと気づいたときには躊躇なく損切りをすることや、想定外の方向に相場が動いたときにも一定の損失のでたところで損切りをすることができることが重要になるのす。

ところがFX初心者のほぼ90%以上が損失がでてしまうと、そのままポジションを塩漬けにして相場が戻るのを待ってしまうのです。

これが結果的に大きな含み損をかかえることになり、しかも相場が回復するまでは一切次の取引に資金を使えなくなることから、正常な取引を継続することができなくなり、やはり結果として損失を解消することができないまま相場から撤退を余儀なくされることになるのです。

一定のルールを決めてそれを超える含み損がでた場合には必ず損切りをするということが励行できないとこの投資は絶対にうまくいかないものなのです。

証拠金管理ができない人

証拠金管理ができない人も結局相場から早晩退場することになってしまいます。まず自分が投入できる証拠金をベースにした場合、どこまでの投資ができるのかを理解する必要があります。

一般的に投入証拠金の5%の含み損を抱えたらすべて損切りをするのがベストな方法ですから、自分の資金の5%の損失がでてもいいいようなポジションの作り方をどのようにするのかがポイントになってくるのです。

たとえばドル円の1万通貨のポジションをもった場合平均して1日に80銭の動きがあるとします。この場合にはもっとも高いところでポジションを買ってしまい相場がその後下落すると1日だけで8000円の損失が出る可能性があるわけです。

しかし16万円の証拠金を持っているのであれば損切りをしなくてもなんとかこの許容範囲に収まることになります。

一方8万円しか証拠金がない場合には40銭下落して4000円の損失がでた段階で損切りをしなくては5%を超える損失を抱えることになるわけです。

投入する証拠金額によっては1万通貨ではなく千通貨で売買したほうが適切であるケースもあるのです。

このように自分の証拠金で一体どこまでの量のポジションをつくることができるのかがしっかり行えないと、FXで勝ち残ることはできないのです。これを適切にできる人が証拠金管理のできる人ということができるのです。

売買に独自の方法を身につけられない人

FXの取引では、自分の判断で確実に利益をあげられるような方法を身につける必要があります。

もちろん、トレンドチャートなどの売買シグナルにあわせて取引をするということもありえますが、自らの判断でチャートを見て、ここがエントリーポイントであると判断できるようになることが必要になります。だれかが出してくれるサインではなく自己判断でしっかり利益をあげあれる方法を身につけなくてはならないのです。

よく売買方法をネットのブログなどに公開しているトレーダーがいますが、ほとんどこうした人のやり方を見ても参考にはなるものの、まったく真似をすることはできないのです。

ましてはネットに登場する高額の教材などを利用して莫大な利益が上がることなどありません。

自らの力だけで売買を完結させて利益が上げられるようにならない限り早晩損失をかかえて退場するのは間違いないといえます。

自分で決めたルールが守れない人

FXはゼロサムゲームですから他者との戦いのように見えますが、実はいかに自分で決めたルールを守り抜くかの自らとの戦いでもあるのです。

実際に売買をしていきますと、むしろ自分で決めた厳格な取引ルールを守ることができるかどうかのほうが大きなポイント。

多くの初心者のトレーダーは自分で損切りや撤退などのルールを決めておきながら、残念ながらそれをまったく守ることができずにいます。

結局そのルールを守れなかった結果が損失としてつみあがって、ほぼすべての証拠金を失って市場から去っていくことになるのです。

これがわからずに取引をしていますと証拠金以上の損失を被ることもあり、莫大な借金だけが残ることに…。

市場の状況によっては業者が設定しているロスカットをはるかに超えてストップロスがうまくつかずに損失がでることもあります。

リスクを最小限に抑えるためにはやはり自己ルールを厳守するところからすべての取引がはじまるのです。

まとめ

Project manager at work!Project manager at work! / Iain Farrell

一つでも当てはまったら考え直すべき?

いかがでしたでしょうか。5つの特徴に当てはまるものはありましたか?もちろん、FXを始めたばかりでは当てはまっているか当てはまっていないかがわからないかもしれません。

ですがFXを始めたばかりだから、まだここから挽回できるはずと楽観的に考えすぎていると、借金が…ということもありますので、見極めだけはしっかりとしましょう。

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