株式投資の初心者がはじめに知るべき5つのポイント

副業や資産運用の一つとして、株式投資を行おうと思っている方は多いかと思います。

しかし、いったい何からはじめていいか戸惑うでしょう。そんな人たちのために、株式投資の初心者が取引を行う上でのポイントを解説します。

株式投資の初心者が知るべきポイント

Mark MixMark Mix / Gage Skidmore

知らなやきゃ損をする!?

株式投資を行うには、自分が投資したい株の銘柄を選び、その会社の情報を収集する必要があります。株式投資の初心者が取引できるようになるための、知っておくべきポイントは以下の5つになります。

  1. 株主と株式市場の仕組み
  2. 株の売買のタイミング
  3. 証券口座の開設方法
  4. 株主になるメリットとデメリット
  5. 決算書のしくみ

この5つのポイントを知れば、初心者でも株式投資を行うことができます。5つのポイントの詳細について、確認します。

知っておくべき5つのこと

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【1】株主と株式市場の仕組み

株式投資を行う上で、株主の存在意義と株式市場の仕組みを知る必要があります。この2つについて、確認します。

(株主とは)

株主になるということは、会社のスポンサーになることです。

これに対して、会社は株券を発行し、株主に株を買ってもらうことで、事業に必要な資金調達を行うことができます。

株券の発行は、銀行などからの借入とは異なり、返済義務がありません。したがって、会社にとって株券の発行はある意味では好都合な資金調達の手段であるといえます。

一方で、株主は、投資した会社がもし倒産したら、投資したお金を全て失います。よって、株式投資を行う事はリスクを負うことになるという意識を持つ必要があります。

(株式市場の仕組み)

株式の売買取引は、全国各地の証券取引所で行われています。実際は、証券会社を経由して、証券取引所に上場している会社の株を購入します。

会社が証券取引所に上場するには、審査基準があり、それをクリアしなければなりません。

その審査基準により、上場企業は1部上場と2部上場に分かれています。

また、1部上場と2部上場とは別に新興市場というものがあり、新興市場は小規模なベンチャー企業が多いです。ベンチャー企業は株価の値動きが激しい特徴があります。

株式投資の初心者は、最初はリスクを避けて株式の取引を行うべきです。よって、新興市場の株式は避け、実績がある他の上場企業を投資対象としたほうがよいでしょう。

【2】株の売買のタイミング

株はいつ買って、いつ売れば儲けることができるのでしょうか。ここでは、株の売り買いのタイミングについて確認します。

(株を買うタイミング)

株を買うタイミングは、その株価が上昇傾向になる気配が出たタイミングになります。

一般的には、以下のタイミングになります。

  1. 決算発表が好調である
  2. 業績予想で上方修正を行っている
  3. 日経平均が上昇傾向である

決算発表は、決算短信で開示されます。決算発表が好調であれば、その銘柄の人気は高まり、株価は上昇傾向になる気配が出ます。

そして、業績予想の上方修正を行う会社も、決算発表以上にインパクトがあり、株価に期待感が持たれます。

さらに、日経平均が上昇すると、全体的に上場企業の株価も上昇傾向になります。この3つの要素により、株価が上昇傾向になる気配が出てきます。

(株を売るタイミング)

株を売るタイミングを知ることで、余計な損失を出すのを防ぎ、株で儲けることができるようになります。株を売るタイミングは、株価が上昇した時で、株を買うタイミングと似ています。

ただし、余計な損失を出すのを防ぐべきタイミングでもあり、具体的には以下のタイミングになります。

  1. 決算発表が不調である
  2. 業績予想で下方修正を行っている

この2つの兆候がある時は、株価が下落傾向になるため、早めに損失を確定させるべきでしょう。

【3】証券口座の開設方法

株式投資を行うには、証券会社に口座を開設する必要がありますので、証券口座の開設方法について確認します。

(証券口座の開設手順)

証券口座の開設手順は以下のようになります。

  1. 証券会社のサイトにアクセス
  2. 証券会社への資料請求
  3. 口座開設の申し込み
  4. 証券会社から口座開設の書類送付
  5. 必要書類を証券会社に送付

まずは、口座を開設したい証券会社を選択します。そして、証券会社へ資料請求を行い、口座開設の申し込みを行います。この作業は、全て証券会社の口座開設のページで行うことができます。

申し込み後、3日から5日ぐらいで、証券会社から口座開設の書類が送付されてきます。要書類にハンコを捺印して、身分証明書を添付して、証券会社に送付すると、口座開設が完了します。

この口座開設が完了すると、IDとパスワードが付与され、そのIDとパスワードで株式投資を行うことができるようになります。

(ネットの証券会社の利用)

株式投資初心者は、売買手数料が安く、24時間いつでも、PCやスマートフォンで取引が可能なネットの証券会社を利用したほうがよいでしょう。

また、口座開設キャンペーンを実施しているケースも多いです。このキャンペーンは、証券会社で異なりますが、キャッシュバックを行うケースもあります。そのタイミングを狙って、証券口座を開設するのもよいでしょう。

【4】株式投資のメリットとデメリット

株式投資のメリットとデメリットには、どんなものがあるか、確認します。

(株式投資のメリット)

株式投資によるメリットは、以下のようになります。

  1. 売却益が期待できる
  2. 優待や配当を受けることができる

前述したように、購入時より株価が値上がりした時に、売却すれば、売却益が得られます。このメリットを期待して株式投資を行っているといっても過言ではないでしょう。

また、会社は、経営活動で得た利益の一部を配当金という形で、株主に還元します。この配当の金額は、年に1回、実施される株主総会により決定します。

また、配当金とは別に株主優待が貰えます。株主優待は、自社の商品の割引券や商品券になることが多いです。これらの基準値として、配当利回りや優待利回りがあるので、参考とするとよいでしょう。

(株式投資のデメリット)

株式投資によるデメリットは、以下のようになります。

  1. 株価が下落して、売却損が出る
  2. 投資している会社が倒産して、投資金額を失う

2つとも前述しましたが、株価が下落しているケースでは、損失が膨らむ前に早めに売るべきでしょう。また、倒産リスクは常にあるため、新聞やニュースでの企業情報は確認してくおくべきでしょう。

【5】決算書のしくみ

決算書は、前述した決算発表の内容を知る上で、重要な要素となります。決算書で特に重要なものは損益計算書と貸借対照表ですが、それぞれの内容について、確認します。

(損益計算書について)

損益計算書では、会社の売上、経費、利益が開示されています。利益の中身は複雑ですが、最低でも営業利益と当期純利益を把握しておくべきでしょう。

営業利益は、本業の利益であり、当期純利益は法人税を支払った後の最終利益になります。新聞やニュースでは、会社の業績として、この2つの利益が決算発表で多く示されています。

(貸借対照表について)

貸借対照表では、会社の負債と財産が開示されています。この財産の開示の詳細は複雑ですが、順調に利益を出しているかどうかのポイントがあります。

それは、貸借対照表の株主資本の利益剰余金です。これが、一般的には内部留保と呼ばれている部分です。この利益剰余金が潤沢であれば、設立してから現在まで順調に経営しているといってもいいでしょう。

まとめ

Workshop Gamestorming with Sunni Brown on June 6th 2013 in Amsterdam organized by Business Models Inc.Workshop Gamestorming with Sunni Brown on June 6th 2013 in Amsterdam organized by Business Models Inc. / Sebastiaan ter Burg

基礎を理解して賢く稼ごう!

ここで挙げた5つのポイントは最低限の内容です。株価は複雑な要因で変動するので、単純にはいきません。ただし、最低限のルールを知ることで、株式投資に対する不安は少なくなり、取引に前向きになれるでしょう。

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