株式投資の失敗

なぜ稼げない?株式投資で失敗する人たちの5つの共通点

株式投資は自分とは縁のないものと思われる方もいるかもしれません。しかし、NISAや401kなど、国や企業が株式投資で資産運用することを推奨しています。これから株式投資は英語と並んで避けられないものになってくるでしょう。こちらでは、株式投資に興味のある方が始めるきっかけに、そして、なかなか勝てない個人投資家の方が自身の投資スタイルを見直すきっかけとなるような情報を提供していけたらと思っています。今回は株式投資で失敗する人の特徴についてお話しします。

失敗しない投資家になるために

そもそも失敗とはどんなことを言うのでしょう

私たち個人投資家が失敗したと感じるのは次のような局面ではないでしょうか。

  • 買った株の株価が少し上がったので売ったらその後大きく上がって利益を取れない。
  • もう少し株価が下がったら買おうと思っていた株の株価が思ったほど下がらずに上がってしまい買う機会を逃す。
  • もう少し株価が上がったら売ろうと思っていた株の株価が思ったほど上がらずに下げてしまい売る機会を逃す。
  • 買った株の株価が大きく下がって売るに売れず塩漬け状態になる。

こういった失敗をしてしまう投資家の共通点は何でしょうか?

株式投資で失敗する人の5つの共通点

1)利益はすぐに確定、損切りはなかなかできない

株式に限らず、投資で目指すべきは損小利大です。

株式投資において、株価は買いたいという人と売りたいという人の思惑が一致したところで売買が成立します。

仮にA社の株価が現在1,000円だとします。あなたがA社の株価がこれからまだ上がると思い1,000円で買い注文を出して成立した場合には、その裏にA社の株はもう上がらないだろうなと考えて売った投資家がいます。

つまり、よほど優れた投資家でない限り、勝てる確率は50%に集約されると思っておいた方が良いです。

その50%の確率で買った時と負けた時の利益と損失の比率が重要になってきます。

勝率にこだわると、心理的に利益はすぐに確定してしまい、損切りはなかなかできないという状況に陥ってしまいます。この状態になってしまうとたとえ99勝1敗だったとしても損をしてしまうかもしれません。

勝率よりも損失と利益の比率(リスク・リワード・レシオ)にこだわって投資をしてみましょう。

2)割安な株に飛びつく

割安さを示す指標としてPER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)がよく利用されます。

実際の企業の利益や保有資産に対して割安な場合、適正な価格まで戻ってくることが期待されるため、低PERや低PBRの株に注目するのは良いことです。

しかし、割安なのには理由があります。

もしかするとその会社が倒産の危機にあるため、割安でもだれも買わないのかもしれません。

割安というだけで飛びつくのは危険です。

割安だけど誰にも注目されず放置されている銘柄、もしくは何か悪いニュースで下がっているけど一時的なもので、立て直せると思う銘柄を見つけましょう。

3)情報を鵜呑みにしてしまう

今の世の中、手に入れようと思えば様々な情報が手に入ります。

しかし、いい情報ばかりではありません。一見よさそうな悪い情報もたくさんあります。

また、証券会社の社員に言われるがままに取引をする人もいますが、証券会社の社員は基本的に投資家ではなく証券会社が儲かることを考えています。

著名な投資家ウォーレン・バフェットも次のような言葉を残しています。

「ウォール街や証券会社のセールスマンに今の推奨銘柄は何でしょうか?と聞くことは、床屋に行って今日は散発した方がいいかなと聞くようなものだ。」

様々な情報に踊らされず、自分なりの銘柄選びのルールを決められるとよいでしょう。

4)ころころ運用ルールを変えてしまう

デイトレをしようと思って買った銘柄の株価が下がってきた時に、「いや、この株はそのうち絶対上がるはずだから長期保有することにしよう。」とか、株を買う際にロスカットラインをあらかじめ設定しておいたのに、「もうすぐロスカットラインに引っかかってしまうけど、ここでロスカットすると10%も損してしまう。もう少し待っていればきっと上がってくるからロスカットはやめておこう。」

なんて思ったことはありませんか?

損切りや利益確定のタイミングは成功している投資家にとっても難しいものです。

だからこそ、自分の決めたルールに従ってトレードをすることが重要になります。

一度決めたらそのルールを変えないようにしましょう。(ただし、こういうルールでやった方がよりよいのではという試行錯誤を行ったうえでルールを変更するのは問題ありません。)

5)損をしたらすぐにあきらめる

株式投資に限らず、成功するためには経験が必要です。もちろん失敗することもたくさんあります。

それを乗り越えて成功できるまであきらめずに努力を続けた人だけが成功を手にすることができます。

私の知人でも、コンスタントに利益が出せるようになるまでに7年かかったという方や、最初に300万円損をして、それを10年かかって取り返したという方もいます。

成功するまで努力し続けましょう。

まとめ

当てはまるものはありましたか?

これから始めるという方はまだ当てはまるのかわからないかもしれませんね。

株式投資は一歩間違えば大きな損失を被る可能性もあります。そして、どんなに優れた投資家でも100%勝つことは不可能です。

しかし、コンスタントに利益を出し続けている投資家もいます。正しい努力をし、リスクとリターンの比率をしっかりとコントロールできる投資家を目指して成功するまであきらめずにやり続けましょう。

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